“2013年4月”の記事一覧

「ブルーチーズディップ」食べやすいかも~!

ブルーチーズには「スゴイにおいだし・・・塩っぱいし・・・」みたいに感じるものが、なかにはありますね。

そんな、ちょっと食べにくいブルーチーズを酒屋のオヤジなりに食べやすくしてみました。

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【ブルーチーズのディップ】

チーズとワインの組み合わせとは、ワイン・ペアリングの基本中の基本のようなイメージがあります。確かにハード系のチーズは酒類に合わせやすい感じもします。しかし、やや「トロッ」とか「ネチョ」っとしたナチュラル・チーズに合わせるのは本当に難しいと感じます。

このブルーチーズも熟成がすすみ過ぎたためか、塩っぱいのに加えて、においがスゴイ!捨てるのはもったいないし、かといってこのままでは「お酒に合わな過ぎ!」。

そこで、鍋に牛乳を少量沸かし、そこへそのブルーチーズを加えて溶かし、さらに「風味付けにイイ感じか!?」みたいなものをいくつか加えて、また冷ましてディップのようにしてみました。

酒の肴として「最高に旨い!」とまでは行かなかったかも知れませんが、なかなかイケる感じにはなりました。野菜チップスとかに付けてアテにしても良いのですが、「これはスパゲティーに絡めると、その絶妙な塩加減が相当に美味しいのではないか!」と感じた次第です。

・・・・・ただ・・・そこに帰って来たガキンチョどもが・・「すっげー・・・・家んなかがゲ○くせーんだけど・・・・・(怒)!」って大騒ぎしてた(汗)!

熟成し過ぎたブルーチーズを調理するってことは、クサヤを焼くぐらいの周りへの気づかいが、あるいは必要なのかも知れませんね!

両方とも美味しいのにね!!

 

 

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「ランバルディエ」メルロー100%の脅威のアンダーバリュー

プレミアム・ワインの中で世界的に最も注目されているワインといえば、ボルドー右岸のメルロー主体のワインではないでしょうか。

それらが素晴らしいワインであることは間違いのないことだと思うのですが、問題はお値段が良すぎること。自分のためにはなかなか購入しにくい・・・・・(汗)!

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 【ランバルディエ トラディッション 2007】 AL13% 750ml 2,940円

 南フランス産のこの「ランバルディエ」は、以前にドイツのワイン専門誌が行ったブラインド・テイスティングで、同じメルロー種を使った超高級ワインであり、”ワイン投資の王様”とも呼ばれる、あのシャトー・ペトリウスに勝ったことがあるワインなのです!

メルロー種らしく、なめらかでシルクなような飲み心地。上品でありながら凝縮感のある力強い風味。心地良く続く余韻。

極力科学物質を使用しないブドウ栽培を行い、手摘みにて収穫したブドウは潰れないように10Kg入りの小さなケースを用いて、傷のない完全な状態で醸造所に運びます。そして、味わいにフィネスやエレガントさを失わないよう果皮を傷めない工夫が施された醸造設備により仕込まれます。

 以前、ボルドーワイン好きのお医者さんにこのワインをおススメしたところ、すぐにケース単位でご購入して頂きました。

有名産地のメルローに負けない味わいながら、相当にお得感のあるワインだと思います。日常のハレの日に「ペトリウス」はなかなか飲めませんが、「ペトリウス」に評価で勝ったことのある、同じメルロー主体の「ランバルディエ」は如何でしょうか。

特にメルロー・ファンにはおススメです!

 

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「まぐろステーキ」ワインがうまい!!

マグロのサク切りが特価で販売されていました。

それを見て著名な発酵学者の方が、新聞のコラムに「安いマグロはステーキにすると旨い!」と書いていたのを思い出しました。

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 ちょっと焼きが足りなかったかも知れませんが、特価のマグロをステーキにしてみました。

記憶に残っていた新聞に掲載されていたつくり方は、マグロのサク切りの表面の水分を拭き取り、そこに粗挽きの黒胡椒ではなく、粉の胡椒のみをふりかけ、フライパンにバターを溶かしマグロの表面をソテー。最後にお醤油をかけるというもの。

粗挽きの胡椒では食感が良くないのだそうだ。

その日はあいにくバターがなく、胡椒をふりかけたサク切りのマグロをフライパンに油をひいて表面をソテーするだけにしてみました。それを写真のようにカットして、お醤油にオリーブ油やらワサビやらを混ぜ込んだソースに付けて食べたのです。

「確かに安いお刺身用のマグロは、ステーキにした方が旨い!」それも酒の肴に素晴らしく良い感じなのです。生のお刺身では、やっぱり日本酒を飲りながら食べたいのですが、表面をソテーしたマグロは、ロゼワインや赤ワインが良いですね~!油分が加わるからでしょうか。

コツは表面をサッとソテーするだけのベリーレアに仕上げること。これでソースのバリエーションがあれば、より楽しめるのと思います。

「お得なマグロのサク切り」を見つけたら試してみて下さい。いつものワインがより美味しくなりますよ!

 

 

 

 

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グランヴァン(ほとんどボルドー)市場はオランダのチュウリップになるのか?その22

グランヴァン(ボルドー高級ワインがメイン)価格はブラックマンデーすぐ後の1988年からインデックス・ベースで2011年までに約20倍まで高騰。はたしてグランヴァン市場はバブルなのか?もしそうなら、今後そのバブルは崩壊するのか?を酒屋のオヤジなりに考えます。今回はその22回目。

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【グランヴァン(ほとんどボルドー)ワイン・インデックスの2008年5月から2013年3月末までの推移】

2011年6月28日にピークを付けたインデックス価格は、2012年11月13日まで約34%下落。その後は一方的なリカバリーモードに転じ3月15日には安値から約12%高い水準まで値を戻した。その後は、その戻りの高値より1%ほど安いレベルで横ばい。価格変化に乏しい模様眺めの状況が1ヶ月ほど続いている。

 ”ゴールド暴落!!”

「ゴールドと同じようにワインは現物資産でありインフレ懸念が価格を押し上げる!」などと言われ、ワイン市場とも値動きが似ているとされていたゴールドが暴落した。また、そのゴール暴落の影響を受けたのか、他のメタルや原油も値下がりしている。

ゴールド暴落により投資家がリスク回避傾向を強めているとのことで、昨年の11月から始まったワイン市場のリカバリーで流入したとされる、資産ポートフォリオの一部の資金もまた、高級ワインに対してのリスク回避傾向を強める可能性があるわけです。

 また、中国の経済成長率が予想外に減速しているとの状況も、高級ワインに対する中国の影響力の弱まりを連想させます。

”ボルドー2012年ヴィンテージのアン・プリムールはワイン・インデックス価格にアンダー・プレッシャー!!”

歴史的な厳しい天候となった2012年ヴィンテージのアン・プリムール取引(先物取引)が始まったようだ。いわゆる大物ワインの中ではムートンが先頭を切ってリリース価格を出した。価格は1本£240で、2011年ヴィンテージよりも33%低い水準で、2010年ヴィンテージよりも60%低い水準。

2012年ヴィンテージは、ここ10年間のヴィンテージの中では最も安い水準となり、2012年ヴィンテージがワイン・インデックスに加われば、インデックス価格を押し下げることになるようだ。

そんなことで、 ワイン・インデックスで見る、ゴールドと同じ実物資産としてのワイン市場は、なんとも頭重い展開が予想されます。しかし、ワイン市場全体へのアンダープレッシャーは、個別のワインで見ればワイン・コレクターにとっての好条件となるのかも知れません。

2012年のメルロー種の出来は良かった様子(もちろん造り手の努力の結果)。ロバート・パーカーさんによる、ポムロールの2012年ヴィンテージ・ワインへの評価は高いとのことで、「そのクオリティーは偉大な年と呼ばれる2009年や2010年に近い!」とのこと。

2012年の厳しい気象条件は、各ワインごとのクオリティーの格差を大きく広げる結果となったようです。

グランヴァン市場の予想としては、「横ばい」~「もう一段安」あたりでしょうか。しかし、まだまだ「オランダのチューリップ」のような状況ではないようです。

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「三芳菊 壱 無濾過生原酒」フル、フル、フル~ティ~♡!

大吟醸酒の販売サイトでは、「・・・この心地良いふくらみのあるフルーティーさが・・・・・・・!(汗)」みたいなコメントが多いと思うのですが、こと「フルーティー」さに関して、この三芳菊さんの酒はレベルが違います!

それも、「フルーティーさの一頭地を抜く!」といったレベルを遥かに越えて、良い意味でいっちゃてるフルーティーさ!

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【三芳菊 播州山田錦等外米 壱(いち) 無濾過生原酒】 AL17~18%

 フルーティーとは⇒「甘酸っぱくて果物っぽい」ってことでしょうか。そのフルーティーさが評価されて、先日開催された「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2013」で、上の写真のお酒が金賞を受賞しました。

グラスに注ぐとパッションフルーツの香りが立ちあがり、口に含めばジューシーでふくらみのある香りが広がります。甘い香りの割に、後味はくどくなく、スッキリとしたキレがあります。華やかさだけではなく、上品さや軽快さも感じられるバランスの良いお酒。

ラベルも日本酒としてはかなり個性的ですが、味わいも日本酒としてはかなり個性的。たぶん、すごく好きになる方と、まったくダメな方にハッキリと分かれる味わいだと思います。

「フルーティーな日本酒が大好きなの!」って方には、ぜひ、試してただきたいお酒。伝統的な日本酒ファンよりも、最近話題の「日本酒女子」系におススメしたい日本酒なのです。

 お米を原料にして「パッションフルーツ」やら「イチゴ」やら「バナナ」「メロン」「柑橘系」・・・・・・・・・など様々なフルーティーさが醸しだされるとは・・・・・・・・・・最近の日本酒を「日本酒女子」がほっとかないわけだわ!

また、単にフルーティーな味わいというだけでなく、後味爽やかなキレがあるのもイイですね!

お試し下さい。

 

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