“2012年11月”の記事一覧

「4リットル焼酎」災害用備蓄に!

先日、ご近所の会社の社長さんがご来店されました。

社長さん曰く「災害用の備蓄に4リットルのペットボトルに入った大容量の焼酎を加えようと思うんだ!」と。

災害時に会社の従業員やご近所の方々の気持ちを、お酒により落ち着かせることも重要だとお考えになった様です。また、緊急用の消毒剤や殺菌剤としても焼酎は役に立つのかも知れません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

災害時に一緒に持って逃げだす防災グッツの中に、わざわざ重くて大きい大容量の焼酎を加えるのは全く意味のないことだと思います。

しかし、この社長さんのように自社で比較的広いスペースを所有しており、万が一の時には社員はもちろん近所の方々も避難してくる可能性があると考えられる場合には、ひょっとしたらお酒の存在は大変にありがたく感じるのかも知れません。

 酒屋として、この社長さんの考えは素晴らしいと感じました。

もちろん酔っぱらうほどに飲んではいけませんが、気持ちを落ち着かせたり、身体を温めたり、消毒や殺菌に使ったり、眠って身体を休めたりするのに役立ちそうです。特に災害や災害による辛い状況で極度の緊張状態となった身体を休めるのには役立つような気がします。

 焼酎やウイスキーなどの蒸留酒は劣化しにくいため保存には最適。防災グッツに焼酎は必要ありませんが、災害用の備蓄には、焼酎を加えるのも良い考えではないでしょうか。

 

 

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グランヴァン(ボルドー)市場はオランダのチュウリップになるのか?その17

グランヴァン(ボルドー高級ワインがメイン)価格はブラックマンデーすぐ後の1988年からボルドーワインのインデックス・ベースで2011年までに約20倍まで高騰。はたしてグランヴァン市場はバブルなのか?もしそうなら、今後そのバブルは崩壊するのか?を酒屋のオヤジなりに考えます。今回はその17回目。

 

 

 

 

 

 

 

 

 2012年7月から11月8日までの高級ボルドーワイン・インデックスの推移。

“高級ボルドーワイン・インデックス再び下落傾向!”

2011年6月末にピークを付けてた高級ボルドーワイン・インデックスは、2012年7月11日まで約34%の下落。その後は横ばいが続いていたが、ここに来て再び下落基調を強め、昨年にピークを付けて以降の最安値をここ数日間で更新。

 高値から最も値下がり率の大きいのがシャトー・ラフィット・ロートシルト。その中でも最も下落の大きいヴィンテージが2011年に中国系が大きく買い上げた2008年ヴィンテージで、ピーク時の半値以下まで値下がりしている。次が2003年ヴィンテージで約45%の下落、その次が偉大な年と呼ばれる2000年ヴィンテージで約42%の下落。

ラフィットの 2000年~2008年ヴィンテージの平均下落率は約41%。次に平均下落率が大きいのがオーブリオンで約34%。その次がムートン・ロートシルトで約33%。その後にマルゴー、ラトゥールと続く。

 昨年の7月に書いたブログでのエリオット波動理論でのテクニカル分析が、今のところ当たっていると言えるかも知れません。⇒ https://www.stepstep.biz/wine/grandvinesono3

 現在の値動きをエリオット波動理論にあてはめてみると、ピークを付けてから価格が下落している中での値動きの波動は、第一波で大きく値下がり、第二波で横ばいからやや戻り、第三波で第一波の半分ほどの下落、第四波が上の写真にある夏から続いている横ばいからやや戻り、そしてここ数日の間に始まったと推察される下落第五波。

この下落第五波の下落が終了すれば、ひとまず大きな下落は一休み。次の大きな下落トレンドが始まるまで、アップサイドへの戻りを見せるか、横ばいでの動きになるとされている。もし近い将来に高級ボルドーワインを購入したいとお考えの方は、下落第五波の終了レベルが購入のチャンスとなるのかも知れません。

第五波の下落幅の目安は、第三波の下落幅と同程度(第一波の半分程度)とエリオット波動理論では推測され、第一 > 第三 ≒ 第五 の下落パターンとなるようだ。その下値めどは2008年のリーマンショック時に値下がりして付けた安値と同レベルになるとみられる。

 また上昇幅に対するとりあえずの下落幅目標がフィボナッチ数からくる38%、50%、62%とされており、第五波での下落によるリーマンショック時と同レベルは、38%に近い水準となるようだ。

 つまり、エリオット波動理論によれば、ここ数日で始まった第五波での下げが終了すれば、その後はしばらくは高級ボルドー価格の下落は、しばらくお休みの期間となるということでしょうか。

もちろん予測どうりの価格形成になるとは思いませんが、ここで始まった投げ売りと推測される売りが一巡すれば、とりあえず落ち着くということだと思います。

 

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「干炒牛河粉」中華街ランチ

横浜での試飲会帰り、せっかくなので中華街でランチです。

試飲会でお邪魔したホテルにお勤めのおねえさんが個人的におススメのお店を教えてくれたのだと、うちの女房殿。

中華街といえば業務用酒類販売の世界で、ビール類の納入価格が日本一超プロフェッショナルな価格(汗)であり、なおかつ販売は超プレミアムな価格(汗)で有名かも(汗)!?ってなこともあり、酒屋としてはやや近寄りがたい感じも正直ありました。

それでも普段立ち寄ることのない、超が付くほど有名な街のすぐ近くに女房殿と一緒にいるわけですから、それもお昼の時間に、行かない手はないわけですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

注文させて頂いたのは「干炒牛河粉」という料理で、日本語では「牛肉入り炒めきしめん」。上のお料理の写真の玉ねぎかモツのように見えるのが厚くて短いきしめん。歯ごたえがあり濃い味付けの牛肉と、モチッとした食感のきしめん、シャキっとしたもやしのバランスが絶妙。 ”これぞ本場の中国料理!”と、中国料理ど素人の酒屋のオヤジとしては感じた次第。

ビールやワインのアテには最高な感じのお料理でした。

 酒屋ですからお料理屋さんに入ると自然とドリンクメニューに目が行ってしまいます。そこで女房殿が「・・・・ワインがメニューにない・・・・!」って。以外にも横浜の中華街ってワインを置いてなかったりするんですね!「たぶん観光客として中華街を訪れる方が立ち寄ることが多く、酒類に対する要求はそれほど高くないのかな!?」などと想像できるわけですが、それにしてもせっかくの国際都市にあって、とってももったいないような気が・・・・酒屋としては・・・(大きなお世話か!・・・・すみません!汗)

また、驚いたことに、中華街の方々は元々中国から渡って来て、現在は日本で育った方々が日本語で生活しているのかと思いきや、みなさん中国語でおしゃべりをしているか、中国語なまりの日本語を話されるかのどちらかなんですね。

つまり、他の海外の地域にある中華街と同じように、中華街は中華街として中国文化を継承し続けているわけですね。

ということで、中国人のどこへでも移り住んで中華街を築き上げ、なおかつ中国の文化を継承していくガッツというか気質に感心させられた中華街でした。

 

 

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アルゼンチンワイン「ドン・クリストバル」来日

ワインの試飲会。アルゼンチン・ワインの「ドン・クリストバル」からクリストバルさんが来日されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クリストバルさんと酒倶楽部ステップのワイン担当。クリストバルさんは非常にフレンドリーな世界を駆け巡るやり手の営業マンという感じの方。ドン・クリストバルはお父さんが興したワイナリーなのだそうです。

最近ではチリ産ワインのコストパフォーマンスの高さが評価され、日本でも売り上げを伸ばす傾向にあるようですが、他の南米大陸のワイン生産国である、アルゼンチンやウルグアイからも、コストパフォーマンスの高いワインが続々と入荷しているのです。

 「チリなどの南米の赤ワインは、ちょっと甘いんだよね~!」とのお客様もおられるように、確かにチリ、アルゼンチン、ウルグアイの赤ワインは果実味の豊かさからくる甘みを感じるワインが多いような気がします。

 アルゼンチンはイタリア系の移民が多いため、イタリア系のブドウを使ったワインが多く、料理もイタリア料理とそっくりなのだそうですが、アルゼンチンの代表的ブドウ品種は「マルベック」。チリが「カルメネール」でウルグアイが「タナ」で、どれもたっぷりとした果実味。

最大の輸出先がアメリカであるため、アメリカ人の好みを意識した味わいとも言えるかも知れません。

 

 

 

 

 

 

 

ドン・クリストバルのワインの魅力は、南米産らしいたっぷりとした果実味、やわらかい飲み心地、バランスの良さでしょうか。もちろんコストパフォーマンスの高さは最大の魅力。

一緒に食べておいしいお料理は、これまたもちろんアルゼンチン・バーベキュー!質の良いアルゼンチンの赤身の牛肉をシンプルに炭火で焼いたお料理。確かに酸味や渋味が穏やかで、やや甘みを感じる南米の赤ワインは、涼しくなった秋の野外バーベキューにはバツグンに合うような気もするわけです。

また、 ドン・クリストバルのトップブランドである「ドン・クリストバル1492 トリアナ」にはコアなファンが日本にいるとのことで、毎回10ケースづつ購入されるお医者様がおられるのだとか。

 チリワインのコストパフォーマンスの高さは周知のとうりですが、アルゼンチンやウルグアイもまた、そのポテンシャルは相当に高いようですね!

 

 

 

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いも焼酎「有機 南伝」安心・安全の有機栽培!

有機栽培されたさつま芋と、有機栽培米の米麹で造られた大変に贅沢な芋焼酎です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

芋焼酎 「有機 南伝」 AL25% 720ml 3,000円

 鹿児島県有機農業協会酒類1号に認定された濱田酒造さんの芋焼酎。この手のお酒を「有機農産物加工酒類」と呼ぶのだそうで、鹿児島県産の有機栽培されたさつま芋と、南九州産の米を用いた麹米で仕込んだ安心・安全な薩摩本格芋焼酎です。

芋らしい甘い香り、ふくらみのあるまりやかな甘みと味わいが特徴。

先日、蔵元の営業さんがご来店されました。営業さん曰く「うちの蔵では様々なブランドの芋焼酎を販売してるんですが、ぼくはこの「有機 南伝」がその中で一番おいしいと思うんですよ!」って。

焼酎業界の中でも立派な設備を所有されている、濱田酒造さんの造る焼酎はどれもクオリティーが高い。その中で「一番おいしい!」と感じるのですから、「相当にクオリティーの高い芋焼酎ではないか!」と感じ、さっそく注文を出させて頂いた次第。

 もう何年も前のことですが、なまいきにも酒屋のオヤジは「芋焼酎の輸出をしたろ!」などと考え、濱田酒造さんへお邪魔したことがありました。そこで驚いたのが設備の素晴らしさ!大きな近代的焼酎蔵とこだわりの手造り蔵です。またその蔵に併設して、非常にレベルの高い地ビール工場や、コンサートなどもできる施設があったと記憶しております。

たぶん鹿児島県内でも突き抜けて素晴らしい設備ではないでしょうか。

さらに驚いたのは蔵訪問の際に面会させて頂いた、身だしなみが”ビシッ”とされている初老の紳士。素晴らしくキレイな英語を操られ、まるでイギリスの高級ホテルのコンシエルジュのよう。ジーパン姿の酒屋のオヤジ一行は一同ビックリですわ!(汗)

蔵訪問を終えて思ったのは、「このお蔵さん、スゴ過ぎだわ!(汗)」ってこと。

素晴らしい設備に、素晴らしい材料では、素晴らしい芋焼酎ができるハズですね。

 

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