「酒屋の株話」投げたら終い

 

 

海外投資家の3月第2週の売り越しは過去最大となった。

1987年のブラックマンデーの売り越しを上回る水準で、売り越しは1月第1週から10週連続。

海外投資家の売りに対して買い向かったのが、主に証券会社の自己売買部門。その買い越しも過去最大となった。

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<日本経済新聞より>

 

この3月第2週の日経平均の価格は、高値17,026円 安値16,495円。

SQに伴う裁定取引の解消の売りや、ファンドの閉鎖や運用縮小による売りが多かったようだ。

大量の売りが出た割に値動きは少なく、またその後は比較的堅調に推移している。

ブラックマンデーを超える売り越しでは、海外投資家の大量投げが出たということだと思う。

「投げたら終い」と言われているが、この週の安値である16,495円を下回ってこない限り、「投げたら終い」ということなのだろう。

また、その後の第3週の売買は低調であり、「閑散に売りなし」の印象だ。

4%~5%の高配当企業がごろごろある状況下で、3月末が近づいている。原油相場も堅調。

円高による業績悪化懸念はあるが、どう見ても市場は引き続き売られ過ぎのアンダーバリューだ。

金融緩和による過剰流動性が、引き続き日本株市場で大暴れするとすれば、個別銘柄では利益出しの売りなどで大きく値を下げる銘柄もあるのかも知れないが、売り叩かれている銘柄は買われるような展開になるのだと思う。

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