「酒屋の株話」悲観のなかで買いどころをみつける

 

 

1月に売られるだけ売られて、売りはもうすべて出尽くしたような印象だが、市場心理はまだまだ冷え切ったまま。

原油相場が下げ止まり、中国株も下げ止まったと思ったら、今度は円高/ドル安に影響された下げ。

これでもかと売らされている感じだ。

第3四半期の決算発表への反応も、好業績銘柄の値上がりよりも、そうでない銘柄の値下がりの方が大きい印象。

市場心理が冷え切っている証しだろう。

といっても日本株取引の70%は外国人投資家であるため、外国人の持つ日本株に対する市場心理ということになるのだが。

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株価の形成とは、人間の思考や、人間の作ったプログラムやルール、立場、取引の方法などが反映されて形成される、いわば二次的な現象だと思う。

実際のマクロ経済の状況や企業価値が、常に正確に反映しているとは思えない。

そんな市場で勝とうと思えば、市場の行動を先取りすることが肝要だ。

つまり「市場心理の悲観的なときに割安感のある銘柄を買い」新たな買いに備えることだ。そして「市場心理が楽観的なときに売る」のだ。

もちろんそんなにうまく行くとは思えない。

それでも悲観論に支配された、冷え切った市場心理のなかで株価の暴落は起こらないと思う。もうすでに売りが出尽くしている可能性が高く、リスクは限定的に思えるからだ。

極論に惑わされず、悲観のなかで買いどころを見つけ、その後に起こるかも知れない目先の下げに耐える心構えが必要な局面だと思う。

 

 

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