「酒屋の株話」シートベルトはさらにきつく

 

 

まさに波乱の幕開けの今週、2016年の市場は昨年よりもさらにシートベルトをきつく締めてないと、あっと言う間に振り落とされてしまいそうな印象。

中国、中東、北朝鮮と、たたみかけるように強気になれない市場を踏みつけた。

実際に踏みつけたのは日本市場のメジャープレーヤーである海外投機家。

かぶ

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・でも個別銘柄を見れば、「あれ、そんなに下がってないんじゃない!」みたいな気がする。

NYダウや日経平均株価を見れば、17,000ドル割れとか、18,000円割れとか、やや衝撃的。しかし、バリュー系の銘柄はそれほど下げていないように思う。

投機筋がこの不安定な市場心理を巧みについて、先物市場への大量売りで市場のバイアスを一気に弱気に傾けた印象だ。

注目されている中国株は、この先本格上昇に転じるとは考えにくい。しかし「売らせない」ような国の政策はとりあえずこの下げにストップをかけたようだ。

原油安だって有事の原油売りで、まるで逆説的だ。

投機筋が買戻しに動けば、今度はまた大幅な変動幅をともない価格が戻ると予想されるが、この変動幅の大きさは、大金を運用する投機筋によってまだまだ継続しそうな気配。

海外の投機家が仕切るこの鉄火場を、やけどしないように渡って行こうと思えば、長期投資のスタンスでの銘柄選びと、投機家の方々がつくり出してくれる投資の機会を見つけ出すしか方法がなさそうだ。

 

 

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