「酒屋の株話」海外の大クジラと投資のタイミング

 

 

8月の外国人投資家による日本株の売り越し額は、2.5兆円という記録的な額だったのだそうだ。

「なんで突然そんなに売ったの???」・・・って感じですよねぇ!

中国の景気減速をきっかけに、リスク資産である株式の保有を圧縮する動きがあったとのことだが、「日本株を売って他の資産の穴埋めにしたのでは!?」とでも推測すれば、この猛烈な売りは合点がいくような気もする次第。

同じようなリスクマネージメントでの売りは、まるで「クジラはむしろ海外に、大きいのがいたんじゃないの?」という気までする。

でも大クジラがあまり激しく動くから、怖くて周りの小魚はみんな逃げちゃった。

動きまわる海外のクジラと、悠然と構えているかのように見える国内のクジラ。

もしクジラが市場を動かしているとするならば、この勝負は後者に分があるように見えるし、上手でもあるように見えるような気がする。

大口の投げが出て、上値が軽くなるというのが相場のセオリー。

もし、ある日本企業の業績が引き続き堅調だと判断するなら、素晴らしい投資のチャンスと言えるでしょう。

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【日本経済新聞さんの記事】

株式投資とは、ひょっとしたら売買のタイミングこそが最も重要なのかも知れない。

だからと言って、ベストなタイミングで株を買い付けることは、ほとんど不可能。だから、ほどほどのレベルで満足して買うことになる。

「中長期で株に投資しよう」と考えている場合、今の局面は、決して売りのタイミングではないでしょう。

では、「買いのタイミングなのか?」と問われれば、ベストなタイミングではないのかも知れないが、買うべきタイミングであるとは言えるでしょう。

それでも、市場はさらなる下押しを恐れている。市場から「アンダープレッシャー!」って叫びが聞こえてきそうだ。

まるで、海外ファンドの皆さんが大幅値引きのバーゲンセールをして下さっているのに、今後あるのかないのか分からない、さらなる値引きが怖くて買えない感じか。

この激しい売り圧力に、耐える我慢をするつもりでの信念の投資が、必要なのだと思う次第です。

 

 

 

 

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