「酒屋の株話」懐疑の中での戦法

 

 

「マクロを張ったらヤバイことになる」

市場のコンセンサスをいつも踏みにじり、なおかつ情緒的な性格をお持ちのMr.マーケット様の動向を予想するとは、個人投資家にとって至難の業と言えるでしょう。

「米国金利」「中国景気と人民元の動向」「原油の値下がり」・・・・などの先行きの読みにくい状況下で、名うてのヘッジファンドなどが、市場のカモを狙って投機的な売買を繰り返す。

個人投資家が、比較的安全にこんな市場で勝ち続けとうと思えば、ガチなマクロ勝負は避けた方が賢明といえます。

では、個人投資家はそんなマクロに翻弄されるMr.マーケット様に対してどのように挑めば良いのか。

酒屋のオヤジなりに考えた。

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【写真は日本経済新聞さんで、グラフは株、原油、ドル円】

たぶん今の日本株は、ジョン・テンプルトン卿が言うところの、懐疑の中で育っている状況なのでしょう。

それでも日経平均株価ではなく個別株を見れば、その状況はバラバラ。電機株などにはMr.バリュー様がご降臨されているようだ。

また、「夏枯れ相場」なのか、市場は盛り上がりに欠けている。

EPSの伸びが順調で、企業業績が堅調な銘柄も、利益確定の売りが入っているとかで調整。

つまり基調は強い、ブルトレンドにあるが、市場のセンチメントはそれほど強くはなく、マクロの状況は下値へのパニックアタックが起こりやすい環境にある。

前回の中国株暴落によるパニックアタックのときには、個人投資家が買い向かい大成功となった。この成功事例は今の環境で、非常に有効な個人投資家にとっての勝ちパターンではないだろうか。

マクロに翻弄されたMr.マーケット様が、情緒的なパニックアタックを見せたときに、Mr.バリュー様がご降臨されている銘柄を買う。

個人投資家としての、市場における闘い方のひとつと考える次第です。

 

 

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