「酒屋の株話」谷深ければ・・・・

 

 

息の長い上昇相場では、必ずその過程で大きな価格調整があることを知っている。

また、株式投資を始める時点で、今後に起きる可能性のある暴落や急落をある程度は想定している。

・・・・・それでも今回の下げは強烈だった。短期での空売り人気も戻ってきた。

 

 

 

 

 

 

カネ余りによる過剰流動性や、金融取引の進化(?)の影響なのか。盲目的に株式市場で売りを浴びせている印象だ。

ファンダメンタルズも企業業績も割安も関係ない、単なるテクニカルな要因のようだ。

また、この傾向は今後も折を見て出現するとみた方がよさそうだ。

ある売りによる下げがきっかけとなり、機械的な売りのスパイラルが始まる。またボラティリティは上昇する傾向だ。

 

日本株市場は米国株の影響を強く受けるが、バブルとは程遠い状況にあるのだと思う。従って、「暗黒の・・・・」みたいな状況に陥るとは考えにくい。

しかし日本株取引の70%が海外投資家では、引き続き海外市場の影響を大きく受けて、値動きの荒い展開は続きそうだ。

この状況で生き残ろうと思えば、「忍耐力ある投資」もしくは、「荒れる価格を利用した取引」が賢明だろうか。

まさにシートベルトをしっかりと締めて乱気流をしのぐようにだ。

大きすぎるレバレッジやボラティリティのショートでは、あっというまに吹き飛ばされてしまいそうだ。

「山高ければ谷深し」とは、ひょっとしたらナスダック市場のことなのかも知れないが、日本株市場の場合には逆に「谷深ければ・・・・たぶん平地までも高い」みたいな感じだろうと思う。

 

やや楽観的過ぎるかも知れないが、あるポイントから一気に上昇に転じると期待したい。

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