「酒屋の株話」懐疑のなかで堅調

 

 

懐疑心漂うなかで株式市場は回復している印象だ。

また個別の成長株には、やっとアク抜けして大局である上昇トレンドに復帰したとみられる銘柄もある。

 

 

 

 

 

 

売り越しを続けていた海外投資家は買い越しの流れに転じたようだ。これまで売り越しが続いていただけに、潜在的な買いの余力は大きいとみられる。

ボラティリティの上昇によるリスク・マネージメントの売り、ヘッジ・ファンドによる巨額のショート売り、米中の貿易戦争懸念、シリアでの地政学リスク、などに起因する激しいアンダープレッシャーの後は、懐疑的センチメントはまだ漂ってはいるものの株価は上昇に転じている。

もしくは、下げにくい状況に変わったようだ。

市場はいまショートと呼べる状況ではないだろうか。

ゴールデンウイークを控えているためなのか、それとも通期での決算発表を控えているためなのか積極的な売買はないようだが、ショートカバー的な買いが徐々に出て来ているような印象をうける。

昨年はゴールデンウイークの合間に価格が大きく上昇した。今年もそんなセル・イン・メイの逆を行くような展開になるのではないかと思う。

また、もしセル・イン・メイがあるとすれば、今年もまた日本円ではないかと思う。

骨太な時流のトレンドがあり、その時流に合った銘柄に割高感も過熱感もないとすれば、売る必要はないと考える。

やや楽観的過ぎるのかも知れないが、この上昇トレンドは簡単に終わりそうもない、という気がする。

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