「酒屋の株話」好業績おあずけ相場か

 

 

東芝の株価が急上昇してる。

・・・・・・実際に手出しするつもりはまったくないのだが、ただ気になる。

半導体メモリー事業には2兆円を大きく超える提示もあるのだそうで、東芝の株価は大底を打ち、本格的な買いが流入する可能性があるということなのか。

もしくは、短期投機筋の鉄火場と化していた東芝株に、その売買の需給バランスによって空売り筋の買戻しが入っているのか。

ここに来てファンドが買い進み大株主として登場している。また半導体メモリー事業の高評価の報道もあり、とりあえずは後者の空売り筋の撤退とみるべきなのかも知れない。

 

 

 

 

 

 

そんな「東芝の株価が下がらない」状況は、「日本株が上がらない」状況と、反対方向へのバイアスではあるが、ひょっとしたら似ているのかも知れない。

日本株市場は間接的、直接的に、決算対策の売りがあり頭を抑えられていたと同時に、価格が上がれば逆張りで売り越す傾向が強いとみられるからだ。

ある大手金融会社は2017年度の日本企業の予想増益率を12.5%としているのだそうだが、たとえ良好な決算が予想できたとしても、そんな売りが株価の上昇を抑えつけている、おあずけ状態 にあるのではないかと思う。

新年度の4月に入れば市場の雰囲気も一変する可能性がある。

決算発表が本格化するのを前に、今まで売られた分の買戻しも加わって、いよいよ株価が業績を織り込み始めると期待したい。

 

 

 

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