プロセッコ「ザルデット」繊細さが日本料理に合う!

有名都市ヴェニスや、ロミオとジュリエットの舞台となったヴェローナが位置する、イタリア北東部のヴェネト州にあるプロセッコ専門ワインナリーである「ザルデット」のセミナーです。

この地域ではもともと寒さのため収穫後の発酵が途中で止まってしまい、ボトル詰めされたワインは春になって気温が上がってくると自然に2回目の発酵が始まったのだそうだが、現在の洗練されたプロセッコのスタイルが確立したのはそれほど古い話ではないのだそうだ。

この地のワイン醸造学校の教授であるアントニオ・カルペネさんが、この地のブドウの繊細な花や果実のアロマを消してしまうシャンパーニュ方式ではない二次発酵の方法を模索、この考えを踏襲したマルティ・ノッティさんがステンレスタンクでの方法を発明し、1895年に特許を取得したのだとか。

また、ザルデットの現オーナーであるファビオ・ザルデットさんが、シャンパーニュで言うところのルミアージュと呼ばれるような酵母や澱を一回で取り除ける特殊フィルターを開発したことで画期的に品質が向上したのだそうだ。

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 40年ほど前までプロセッコはブドウの品種であったが、現在ではブドウ品種を「グレラ」と呼び、2009年よりプロセッコは原産地認証になった。プロセッコはグレコ種85%以上のスパークリングワイン。

 様々な土壌の入り混じった急斜面が多く、ブドウの収穫はもちろん手作業。大昔には氷河におおわれていたこの地はミネラル分を豊富に含んでいる。ザルデットさんの使うぶどうは樹齢が平均70年の古木から収穫されたもの。ブドウの品質も向上しており、SO2は現在少量使用しているが、SO2はまったく必要のないレベルに達しているのだとか。

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【アルプスから見たプロセッコの丘】

 ザルデットのプロセッコはアルコール度数がどれも11.5%の低アルコール。そのためボリューム感はそれほど強くないが、そのかわりエレガントさ、やわらかさ、ナチュラルさがあり、クリーンで繊細な味わい。

もし繊細な味わいの和食と合わせるのならシャンパーニュなどよりもプロセッコの方が馴染むのではないかと感じた次第。

価格もお手頃で、テロワールの良さとテクノロジーが融合した、非常にポテンシャルの高いのスパークリングワインだと思うのです。

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